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【パワー系ライトノベル】『錆喰いビスコ』著:瘤久保慎司【サクッと紹介】

 

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作品紹介補足

第24回電撃小説大賞銀賞受賞作で瘤久保先生のデビュー作です。

 

瘤久保先生は音楽の専門学校から美大に進学、卒業後ゲーム会社に勤務していたそうです。テレビゲームが大好きで『メタルマックス』などの作品が創作の糧になっているそうです。戦車で世紀末な世界を走破するあのゲームっすね。ソースはこちらの記事です

独占インタビュー「ラノベの素」 瘤久保慎司先生『錆喰いビスコ』 – ライトノベル総合情報サイト ラノベニュースオンライン

 

読みどころ①パワーのあるライトノベル

錆付き文明の滅んだ日本で溢れんばかりの生命力を輝かせる!泥臭いがカッコいい。古臭いが斬新な疾風怒濤な冒険譚『錆喰いビスコ』の魅力をサクッと語っていきましょう!

 

暴れっぱなしでド派手なアクションシーンも豊富な小説です。随所に入る泥臭くもかっこいいシーンも熱くて凄くいいです。「何がなんでも生きてやる!」という強い意志が僕のロマンティック回路をビンビンに刺激しました。

 

個人的に作風が少し古臭く感じました。誤解しないでください良い意味で古臭いんです。例えるなら90年代~00年代のアニメ作品によくある全体に勢いがあり暑苦しくカッコいいあの感じです。僕の懐古回路がビンビンに刺激されました。古臭いが斬新に感じたのもこの作品の面白いところですね。世界観がハードボイルドなんだけどヘンテコで、でもカッコいいという矛盾に矛盾を重ねたような独特な世界観を持った作品です。僕の未知の回路がビンビンに刺激されています。

 

読みどころ②独特な世界観

上記でも書きましたが「矛盾に矛盾を重ねたような独特な世界観」が『錆喰いビスコ』の魅力だと僕は思います。熱血漢な主人公、文明が滅んだ世界、巨大生物に巨大兵器、個性的なモンスターの群れ、鉄根で戦う美女に心優しきヒロイン(男)わかりやすい悪の親玉etc...etc...と男のロマン回路に電撃が走る要素がテンコ盛りです(サスガ電撃文庫だぜ!)その一方、主人公のメインウエポンが強弓とキノコ(!?)だったり、デカいカバにバルカン砲やミサイルを搭載したりなど思わず「なんでやねん!?w」とツッコンでしまうヘンテコ要素もテンコ盛りです。でもカッコいいんです。キノコで戦う主人公のビスコがカッコいいんです!ヘンな生き物対人兵器搭載版もカッコいいんです!僕のロマンティック回路の稼働率が限界を突破し脳髄へとダイレクトアタックするほどに痛快でカッコいいんです!自分の力不足のため、この快感を説明することができないので是非読んでこの作品の世界を堪能して欲しいです。

 

アクション小説は読むのが難しいし恐らく書くのも難しい(書いた事ないから知らんけど)。混戦状態だったり目まぐるしくシーンが変わったりするとイメージが追いつけずにヤムチャ視点になることも多々あります。アクション小説は難易度が高く中々手が伸びないと思いますがこの作品は是非読んでいただきたい。錆び付き動きが鈍くなった魂の錆を喰いつくし、忘れかけてた興奮を再び感じさせてくれる作品です。

 

まとめ

以上、『錆喰いビスコ』の紹介でした。ライトノベルらしからぬ表紙とあらすじのせいでまだ読んでない人もいるかと思います。僕もそうでした。読まず嫌いは損ですよ!相性が合致すればとてつもなく面白いラノベです。公式で試し読みもあるので是非読んで楽しんでください。

 

購入リンク

 

前回のサクッと紹介

gromaxex.hatenablog.com

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