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【人とモノが繋ぐ恋物語】『もののがたり』著:オニグンソウ【サクッと紹介】

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作品紹介補足

『もののがたり』はオニグンソウ先生の二作目の連載作品です。東方の同人誌を作ったり、アニメ『M3~ソノ黒キ鋼~』のキャラクターキャラクターデザインの原案をやったりと持ち前の画力を武器にマルチに活躍している先生です。

 

●オニグンソウ先生の他作品

『ヒトガタナ』(月刊コミックブレイド

 

オニグンソウ先生のpixiv

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オニグンソウ先生のTwitter

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読みどころ①シンプルにカッコいい

『もののがたり』はとにかくカッコいい!まずはこの作品が如何にカッコよく。男心をくすぐるかを語っていこうと思います。覚悟しろよ(半笑い)

 

まずは作画面とキャラクターデザインからです。ベタ(影を真っ黒に塗りつぶす)が多めでシンプルで力強い良い作風が特徴です。キャラデザはデフォルメ少な目で筋骨隆々なキャラクターも多いのでこの力強い作風がものすごくマッチしています。つまり何が言いたいかと言いますと、作画がカッコいいんです。この作品に出合いここ半年ほど、自分もオニグンソウ先生のような絵を描きたいと思いパク・・・参考にしておりますが中々上手くいきません。オニグンソウ先生のイラストは一見シンプルに見えますが、その中には描写に説得力を持たせるデッサン力とパワーと迫力を加える演出力、そしてこの二つのチカラに折られない強いキャラデザ力など、様々な技術が詰め込まれ絶妙なバランスで支え合っているのだと思います。

 

個人的にオニグンソウ先生のキャラクターデザインが大好きなのでキャラデザについてもう少し語らせてください。上記した通りシンプルかつパワーのある作画なので男性キャラは当然カッコいいです。筋骨隆々と書きましたが細マッチョや痩せ型の青年、おっさんのキャラデザもカッコいいです。

 

さて、ここまで読んで「野郎の話はもういい。問題は女性のキャラデザだ」と思っているのではないでしょうか?この世界には”男性を描くのは上手い先生はどうしても女性が男前になってしまう”という法則がありこれは150年前にキンニクフェチーノが発表したことで知られていますね。安心してください。オニグンソウ先生の描く女性キャラは強く、かわいく、美しいです。幼女も少女もお姉さんも老婆でも先生の生み出すキャラクターは魅力的な人ばかりです!特にお姉さんキャラが魅力的で先生は8割がた「姉萌え」ですね。間違いない。

 

はい。作画とキャラデザだけで1000文字突破してしまいました。大したこと書いてねぇのにな!でももうちょっと語らせてください。

 

老若男女のキャラデザと作画が素晴らしくカッコいいということを無駄に文字数を使って語ってきましたが実はまだあるのです。それはモンスターデザインです。厳密には「人型の異業種」ですね。『もののがたり』には”付喪神”と呼ばれる器物に心を宿した存在がいます。付喪神たちはベースとなっているものに合わせて多種多様に体を変形・変身し戦います。この付喪神たちの変身したデザインが脳汁溢れるほどカッコいいんです!ほとんどの付喪神たちは片腕を刀にしたり足を薬を調合する腹筋ローラーみたいなアレ(すいません名前がでてきません)に変形させて戦うのですがたまに変身する奴がいて(敵役なので)その姿が禍々しく「絶対ぶっ殺す」感が滲み出ているデザインで非常にカッコいいんです。老若男女描けて、人型モンスターも魅力的に描ける。オニグンソウ先生は素晴らしい作家です。

 

読みどころ②恋物語(バトルアクション)

書き切った感が出てましたがまだ作画しか語ってねぇ!ということでストーリーなどについても語っていきます。

 

『もののがたり』のあらすじには「恋物語」と書かれていますが主人公の兵馬くんがゴリゴリの戦闘狂なので8割ぐらい付喪神や同業者と殴り合いしています。やったね!ラブコメアレルギーの紳士淑女も読めるよ!一応ラブコメ要素はありますが今のところひと昔前のジャンプ漫画のような、主人公とヒロインが互いに信頼し合って共に闘うって感じのラブで愛だの恋だのの話になるのは・・・15、いや20巻ぐらいからですかね(記事作成時最新刊8巻)でも最近この感じの恋愛要素が少ない男女の物語はあまりお目にかかれてないので逆に新鮮でいいですね。

 

そんな事よりアクションだ!血生臭い殴り合いだ!読みどころ①で語った通りオニグンソウ先生の作画にはパワーと重みがあります。ということは・・・?必然的にバトルシーンがドチャクソカッコいい!主人公の兵馬くんは人間で現世に迷い込んだ”付喪神”を

 

あるべき場所へ導く(物理)お仕事をしており基本戦術は殴る・蹴る・投げるのシンプルな戦法です。総合格闘技の選手かな?対する付喪神たちは身体の一部、または全身をベースとなったモノに合わせて多種多様に変形させ闘います。この付喪神たちの戦い方が本当に面白いです。簪であんな破壊力ありそうな攻撃を思いつくオニグンソウ先生マジパナイです。

 

基本的に真面目で空気がピリピリした作品・・・だと読み始めたときは思っていましたがほんわか日常パートも意外と多くクスクス笑えます。そして戦闘中にも高頻度でギャグをぶち込んでくるので不意をつかれ吹きます。固すぎず、重すぎない作品なので気になる方は気軽に読み始めて欲しいです。

 

まとめ

以上、『もののがたり』の紹介でした。個人的に最近ドハマりしている作品の一つでしたので予想以上に語ってしましました。もう少し語りたいのですが、いい加減にしましょう。サクッと紹介とは?ここまで読んでいただきありがとうございます。ここまで読んだということはもうアナタはこの作品にメロメロだと思いますので下のAmazonリンクからか近くの本屋にいって全巻買いましょう。人とモノが繋ぐ恋物語(物理)を是非楽しんでください。

 

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