【本屋さんの奮闘記】『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』似鳥鶏先生【サクッと紹介】
レジまでの推理~本屋さんの名探偵~ 著:似鳥鶏先生
作品紹介
記念すべき一作目は本屋さんが舞台のミステリー小説!!
「え?本屋さんで殺人事件?物騒だなぁ・・・」と思ったそこのあなた!
この小説。なんと一体も死体がでてきません。ミステリー小説なのに!!(偏見)
作品概要
町の本屋さんが舞台のミステリー小説で、お客さんからの謎すぎるお悩みや書店で起こった謎のトラブルなどを書店員さんがズバッと解決するお話しです。
約40ページから100ページぐらいの短編小説が4本収録されています。
感想
「一応、書店員だし読んでみっか」と軽い気持ちで買ったんですが、クッソ激烈に面白かったです。
読む前は「おいおい死体がでてこないミステリーなんて退屈だろ」と、中二病臭いことを思ってましたが、読了後大変満足感があり感動して賢者タイムみたいになってました。
ミステリーの難易度は低めで、短編で読みやすい作品なので「難しい小説は眠くなるからちょっと・・・」とミステリー小説を敬遠してる方でも十分に楽しめると思います。難しい小説読んでると眠くなる僕が言ってるので間違いないです。なぁハム太郎!!!!お前もそう思うだろ!!!!!!
ちなみに僕は、4本とも最後まで正解がわかりませんでした。書店員なのに・・・。
ミステリー小説入門編としては最高ですが、ミステリー小説を読みなれてる方や謎を求めて人間界にやってきた魔人探偵にはちょっと物足りないかもしれません。先日、ミステリー小説を愛しミステリー小説に愛される者にこの本を薦めたので感想がもらえたら報告します。
この作品は本屋さんが舞台なので、書店で働いてる方には是非是非読んでいただきたい!書店員あるあるがいっぱい詰まってて、わかり味に溢れます。最後の話なんてわかり味が限界突破して泣くんじゃないッスかね。
これから本屋さんで働きたいって方にもオススメですね。働く前にこれを読んでれば「ふひっwww書店員シンドイwww」って僕みたいにブッたまげずに済むと思います。
本にも書店にも興味ない方にも是非読んでいただきたいですね。店長がかわいいんですよマジで。
「謎の7冊の本」「消えたラノベ(サイン入り)」「密室落書き事件」そして「本屋さんよ永遠に」どれも面白いので気になった方は是非読んでみてください。
余談ですが、先日似鳥先生の新作『名探偵誕生』が発売されましたね!『レジまでの推理』を読んですっかり先生のファンになったので是非読みたい!読みたいんだけど・・・単行本高いぃ・・・しかもバイト先が弱小書店だから入荷できなかった・・・世知辛いね!!
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