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【簡単お手軽叙述トリック】『フリークス』【サクッと紹介】

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作品情報

出版社:角川書店(角川文庫)

メディア:文庫

 

   

作品紹介

有名な大御所先生だから綾辻先生の説明は不要ですかね?

裏表のない素敵な人の絢辻さんじゃないッスよ。ちなみに僕は七咲さん派です。

 

二行で話がそれるとかマジかよお前。

綾辻先生は『十角館の殺人』を含む「館シリーズ」など、主にミステリー小説を書いている方ですね。僕は「館シリーズ」読んでないんで詳しくは知らないですが(にわか)

アニメにもなった『Another』も綾辻先生の小説ですね。僕は推しキャラの看護師さんが死んだショックで視聴をやめちゃったので詳しくは知りませんが(クソにわか)

 

『フリークス』は「夢魔の手~三一三号室の患者~」「四〇九号室の患者」「フリークス~五六四号室の患者~」の精神病院を題材にした中編小説が3つ収録されたホラー小説です。

 

この作品には超自然的な現象や妖怪、化け物の類はでてきません。タイトル詐欺じゃないか!?・・・と思いましたが「五六四号室の患者」を読めば納得できました。

 

この作品の恐怖の種類は、前回紹介した『ロイドの恐怖劇場』に近いもので、人間の内にある精神的恐怖だと思います。

 

この作品の魅力はホラー小説に綾辻先生の得意な叙述トリックが盛り込まれてるところですね。ラストの数行で「ヒェッ」となります。

 

中編で一つのお話しが100ページ程度で読みやすく気軽に何とも言えない恐怖感が味わえる作品です。叙述トリックの入門本としてもいいかもしれません。僕はこの本がきっかけですっかり叙述トリックにハマってしまいました。あの騙された感じが最高に気持ちいい。

 

叙述トリックのホラー小説といえば『殺戮にいたる病』も凄くて、ラストの数行で放心状態になって、気が付いたらまた最初から読んでた作品なんですが、個人的には『フリークス』の方が読みやすくて初心者にはいいかなーと思います。『殺戮にいたる病』は長編小説だから読書力が低いと途中で投げ出しそうになるんですよね(ソースは俺)エログロだから中高生にはオススメしずらいしね。

 

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