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【脱力系ブラックお仕事コメディ】『編集長殺し』著:川岸殴魚【サクッと紹介】

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紹介補足

『編集長殺し』はアニメ化作品『人生』でおなじみの川岸殴魚先生の最新作です。

 

●川岸先生の他作品

邪神大沼シリーズ』(ガガガ文庫)第三回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞

『人生』(ガガガ文庫

『勇者と勇者と勇者と勇者』(ガガガ文庫

『いせたべ~日本大好き異世界王女、求婚からの食べ歩き~』(カドカワBOOKS)

 

読みどころ①独特の語り口で紡がれるポップでブラックなお仕事コメディ

騎士団長殺し』と間違えて買ってしましました。すいません嘘です。村上春樹先生の小説読んだことないけどたぶん村上春樹要素はないです。いやでも僕は『騎士団長殺し』も全く読んでいないので川岸先生が影響されている可能性も否定できない。もし影響されオマージュあるいはリスペクトして『編集長殺し』が生まれたとしたら・・・『騎士団長殺し』の騎士団長はドSな美幼女の可能性が!?

 

というわけで『編集長殺し』の魅力を語っていきたいと思います。しかし察しのいいあなたは気が付いているでしょう。僕が冒頭からクッソどうでもいい駄文で文字数を稼いでるときは大抵”作品紹介”ができていないという事に・・・。

 

気を取り直して紹介していきましょう。この作品は何と言いますか・・・クセが強いと言いますか、展開に対して文章の勢いがなさ過ぎて前のめりになると言いますか、気の抜ける作品といいますか、なんだかしっくりくる言葉が出てこない作品です。面白いんだけどなんで面白いのかイマイチわからない・・・いや面白かったのは間違いないんですよ?このラノベの面白さを例えるなら・・・タバコの旨さを説明する感じですかね。喫煙者でタバコが旨いと表現する人いるじゃないですか?僕もそのタイプの喫煙者なんですが「何が旨いの?」って聞かれるとちょっと困るじゃないですか。あんな感じ。いやダメだな。タバコを例えに出したらこの作品がまるで体に悪いみたいじゃないか!この作品は無添加で超ナチュラルで体に優しいです!

 

・・・別の切り口から『編集長殺し』の魅力を探っていきましょう。この作品は新人ラノベ編集者の主人公・桃香ちゃんの視点でブラックなお仕事をコミカルに語っていく物語なのですが、その主人公が微妙にズレているためか文章のテンポが掴みづらい作品でした。この”ズレ”言い換えるなら”違和感”がある種の心地よさと笑いを生み出している気がします。たぶん。そんな気がする。例えるならそう、BPM150オーバーのヘヴィメタルばかりを集めたプレイリストに何故かプリキュアの曲が混ざっていた時のあの感じ。何言ってんだコイツ。

 

ダメだダメだ!この路線はダメだ!内容について語っていきましょう。『編集長殺し』はギギギ文庫一年目の新人編集者が暴虐非道なドSロリな編集長や灰汁が強すぎる同僚編集者たちに振り回される様をポップでキュートに描いた小説です。「今日も一日がんばるぞい!」という伝説のセリフを生み出した『NEWGAME!』から百合要素を引いた変わりにアルコールをぶち込んだ感じの作品です。

 

思わず使いたくなるセリフもなく女の子たちがキャッキャする百合要素もない、読み終わったあと心に残るのはハイボールのみ!なんだ!なんなんだこのラノベは!なんで睡眠時間を削ってまで読んじまったんだ!わからない!わからない!わからなーい!!

 

読みどころ②脳が癒える

考えれば考えるほどなぜ『編集長殺し』が面白いのかわからず思考の迷宮に迷い込み発狂しかけたのでもうこのまま「是非みなさんもこのラノベを読んでこの謎を解き明かしてほしい」みたいな三級オカルト雑誌の締めみたいにしようと思いましたがこのままでは作者様の川岸先生に申し訳ないし、文字数少なすぎてこの紹介記事自体がお蔵入りになるので脳みそ絞ってこの作品の魅力を語っていきとうございます。

 

脳みそで思い出しましたがこのラノベを読むと脳疲労が癒されます。この作品を読んでいる当時僕は非常に疲れていました。バイトと紹介記事の作成とクソ漫画制作に追われフル稼働し続けた脳みそはエンジンを切ったらもう二度と動かないオンボロ車のようでした。しかし現在バイトの休憩中まだ労働が4時間も残っている「ここで止まるわけにはいかないと」このラノベを読み始めました。まったりとしてるがポップでブラックな語り口が良かったのか、壊れかけの脳みそにええ感じの刺激が入り脳疲労がみるみる回復していくでじゃないか!再び活力を取り戻した脳みそのおかげで僕は再び労働に従事することができました。

 

このことからわかる通り、この作品には脳を癒す力がある気がします。今はただそう感じているだけで医学的には何の根拠も結果もありません。しかしいつか!「ライトノベルが脳を癒す」ことが証明される日がくるかもしれない。ライトノベルの、いや娯楽小説の可能性の広がりに期待せずにはいられない。そんな作品でした。

 

まとめ

以上、『編集長殺し』の紹介・・・紹介になってるこれ?深刻な語彙力と感性不足が原因でこの作品の面白さと魅力が全く伝えれてない気がしますが面白かったことには間違いないので気になった方は是非読んでみてください!未知との遭遇を楽しもうね!

 

購入リンク

 

前回のサクッと紹介

 

gromaxex.hatenablog.com

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