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【異食のおねショタファンタジー】『あの人の胃には僕が足りない』著:チョモラン【サクッと紹介】

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作品紹介補足

『あの人の胃には僕が足りない』はチョモラン先生初のオリジナル作品です。西尾維新先生原作の『零崎軋識の人間ノック』のコミカライズを手掛けた先生ですね。商業デビュー前は『ガールズ&パンツァー』の同人誌とかかかれていた方です。

 

モーニング公式サイトにて1話の試し読みができますよ!

morning.moae.jp

 

読みどころ①グルメ漫画と思ったか!?バカめ「おねショタ恋愛バトルファンジーだ」!!

完全にグルメ系ラブコメと思っておりなかなか手が伸びず「チョモラン先生の新作気になる・・・気になる・・・」と思いつつも放置しておりました。12月に2巻が発売するのでやっとこさ読んだのですが・・・後悔しました。なぜ俺はもっと早くこの作品を読まなかったのかと!!

 

『あの人の胃には僕が足りない』はラブコメです。しかし、このブログを読んでくれているであろう、ありがたき紳士淑女諸君はお気づきでしょう。僕が紹介するということは、この漫画はただのラブコメではないということを!

 

まずはこの作品の異食もとい異色な魅力を語りたいと思います。

※ここから先ちょびっとネタバレがあるので衝撃のファーストブリッドを喰らいたい人は上のリンクから試し読みを読もうね!※

 

1.デッカイヒロインとちっちゃい主人公のおねショタなのがいいですよね。年下の彼を守ってあげたいお姉さんと大好きな彼女を守りたいショタボーイの構図はおねショタ界隈の鉄板ですが色褪せることのない魅力がありますよね。おねショタはショタを成長させ強くする。

 

2.ヒロインが腹ペコ系人外なのも非常に萌ゆる。僕はバックバク美味そうに飯を喰う美少女が大好きです。しかも人外です!モンスター娘です!やったぜ!ちきしょう、可能性無限大かよ。異種族ラブコメ特有の想えば想うほど重くなっていく壁にも期待ですね。ヒロインは腹ペコ系モンスター・・・つまりそういうことですね。重く硬い恋の障害を二人はどうぶち壊しハッピーエンドへと駆け抜けるのかが楽しみです。

 

3.持論ですが「両想いから始まるラブコメディにはハズレがない」と思っております。この作品も主人公とヒロインの両想いから始まりハチャメチャに面白い!ふ、また俺の持論に説得力がついちまったぜ。論文書いてノーベル平和賞に応募しよう。あ、ダメだわアメリカ語わかんねぇ。なぜ、ラブコメは両想いから始まると面白いのか?自分なりに考えてみました。「恋が成熟する」というのはラブコメにおいて一種のゴールだと思います。両想いから始まるということは終着点からのリスタートです。RPGでいうならラスボス後から裏ボス戦までのお話しです。つまり難易度がバカ高いのです。すでに幸せを手にしたボーイミーツガールの物語を面白く、刺激的にするためにはどうすればいいのか?答えは明快、その幸せを帳消しorマイナスにするほどの過酷な試練をあたえることです。先程2で語ったことと被りますが、恐らくこの二人にも強烈で激烈な障害が立ちふさがることでしょう。それをぶち壊し、幸せを掴む。その姿を見るのが僕は好きなんです。なんの話をしていたんでしたっけ?『あの人の胃には僕が足りない』はなんかそんな感じにオススメな作品ですよ!

 

読みどころ②奇々怪々なモンスターと生命溢れるキャラクターたち

チョモラン先生の絵が大好きなので作画方面についても語らせてください。前作のコミック版『零崎軋識の人間バッド』を読まれた方ならわかると思いますがキャラクターの勢いと生命力が強く感じられる作画です。表情なども非常に豊かで変顔のクオリティも高く非常にいいですよね。僕は大好きです。一方で作画が「荒い」と感じた人もいるのではないでしょうか?しかし安心してください!もとから超絶上手かったのにチョモラン先生はさらに進化しています!パッと見ただけでもわかります。人間バッドの頃の魅力はそのままに非常に読みやすい画面になっていると僕は感じました。このことについてチョモラン先生がインタビューに答えている記事があったので、合わせて読んでください(モーニング公式チョモラン先生インタビュー記事)

 

次にモンスターデザインです。いやまさかグルメ系ラブコメにモンスターでてくると思わないじゃないですか。モンスターがでてくるだけでも驚きなのにそのモンスターのキャラデザが非常に良くてさらに驚きでした。どちらかと言えば妖怪に近い奇々怪々でSAN値が下がりそうなデザインがいいですよね。今回はおっさんキャラが出てこない作品で少し物足りないかなーと思っていましたが、この奇妙なモンスター「ワタリ」のおかげで「あの胃」も奇怪で爽快なチョモランワールドが展開されております。モンスターフェチにもオススメな作品ですね。

 

まとめ

以上、『あの人の胃には僕が足りない』の紹介でした。ラブコメ好きよりバトルものが好きな人向けの作品だとは思いますが、「両想いから始まるラブコメ」をまだ体感していないというラブコメビギナー兄貴や姉貴がもしいらっしゃるのなら是非この機会に読んでいただけたらと思います。まだ一巻しかでていないのでこれからどうなるのかは全くわかりませんが。期待のグルメ系バトルラブコメファンタジーを楽しんでください!

 

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前回のサクッと紹介

gromaxex.hatenablog.com

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