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【ダメ人間たちの協奏曲】『NHKにようこそ!コミック版』漫画:大岩ケンヂ【サクッと紹介】

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作品紹介補足

原作は滝本竜彦先生の同名の小説です。2006年にアニメ化もしています。ちなみにNHK日本放送協会の略ではなく日本ひきこもり協会の略です。そして滝本先生は元ひきこもり(あっ察し)

 

アニメ版は前半がコミック版で後半が原作小説という構成で、コミック版は序盤は原作小説、中盤からオリジナルという構成です。個人的にはコミック版が頭おかしくて一番好きです。

 

●滝本先生の他作品

『ネガティブパッピー・チェーンソーエッヂ』(角川文庫)

第5回角川学園小説大賞特別賞受賞作

『僕のエア』(文春文庫)

『ムーの少年』(角川グループパブリッシング

 

●大岩先生の他代表作

 

『GOTH』(角川コミックスエース)

乙一先生の同名小説のコミカライズ版

マヒルの用心棒』(角川コミックスエース)

『NOEL』(電撃コミックスNEXT)

 

読みどころ①世界の真理に気づいちまった

「絶対許さねぇからな!気が付きたくなかった見たくなかったことを見せつけやがって!!」青春時代真っ盛りの多感な時に初めて見た(僕はアニメ版→小説→漫画の順で読みました)時の感想です。この作品を雑に説明すると「ダメ人間たちがダメ人間なりにもがき苦しむけどやっぱりダメかもしれない青春ラブコメ」です。恐らく一部の人間にしか刺さらないです。でも刺さるとめっちゃ痛いそんな作品です。この作品を読むと人生が狂う可能性がある。実際に俺の人生もこんなんになっちまった!俺に彼女ができないものこの作品のせいだ!この書物は危険だ。日本中に、いや世界中に!宇宙に!銀河の果てまで!!この書物をばら撒かねば!!!

 

・・・取り乱しました。いや、僕は大好きなんですよ。僕もこれまでたくさん漫画を読んできましたが青春時代に読んだこの作品を超える作品は3作、いや10作ぐらいしかないぐらい好きです。たまに嫌いになるけど。先程「この作品で人生が狂った」と書きましたがこれは過言ではないです。『NHKにようこそ!』という作品は僕の人生と人格に深く突き刺さり手術じゃ切除できないほど混ざりあってます(出会った時期も悪かった)。主人公の佐藤君やロリコン野郎の山崎にヒロインの岬ちゃんなどのダメ人間に影響され答えのでないことで悩んだり苦しんだり、頭のオカシナ選択を選んだりしました(全部自分のせいですが今の人格の5割は『NHKにようこそ!』でできてるので半分はこの作品のせいです)。でも今現在、5年ぶりに読み返しこの記事を書いてる今はこの作品が大好きだし僕の人生も面白可笑しく日々を過ごしていて楽しいです。5年前に読んだときは毎日が辛かった。だからこの作品も嫌いでした。これから先もこの作品が嫌いになるかもしれない。これは仕方のないこと、だがしかし!俺はこれから先もこの作品が大好きでいられるように生きていく!俺のようなダメ人間にはドラマティックに自殺する資格はない。人の為に綺麗に死ねない。だから惨めな最後を迎えるまで、他人から見たら心底しょうもないくだらない事で馬鹿笑いしながら生きていきこの作品を好きであり続けたい。

 

・・・・なに言ってんだコイツは・・・。漫画の紹介をしろよ!!すいません許してください。次の章から真面目に紹介するんでもうちょっと付き合ってください。

 

読みどころ②ダメ人間な俺に舞い降りた天使・岬ちゃん

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NHKにようこそ!』の魅力はなにか?それは岬ちゃんの可愛さだ!今まで隠してたんですけど実は僕の初恋はこの作品のヒロイン・中原岬ちゃんなんですよ。小学校の頃のアレは今考えると恋でも愛でもないのでノーカウントです(半ギレ)いや、ホントに岬ちゃんは可愛いんですよ。それはもう思わず新規で描きおろしイラスト描いちゃうぐらい可愛いんです。ダメ人間の佐藤君の前に現れ「脱ひきこもりをサポートしてあげる」と無条件で手を差し伸べる天使!神々しい!そして物語が進むにつれて頭のネジを数本かーちゃんの腹の中に忘れていることに気が付き・・・まるで不幸な女神のような一面・・・を・・・やっぱりダメ人間じゃないか!でもそこも可愛い。

 

とまぁ、このようにこの作品にはたくさんのダメ人間が出てきてそれぞれが悩み、苦しみ、もがいて、バカ騒ぎします。原作小説の執筆当時に流行語にもなった「ひきこもり」をはじめ、現代人が抱える様々な苦悩を面白可笑しく描いた娯楽作品です。登場人物たちを見下して笑うもよし。人生舐めんなと憤怒するのもよし。共感しすぎて精神崩壊するもよし。もしかしたら僕のように人生が狂・・・人生が変わるかもしれない。僕はこの作品に心を強く揺さぶる力があると思ってます(どんな形でかはわかりませんが)。だから、一人でも多くの人に読んで欲しいです。あ、でも人生が辛くて辛くて堪らない人はやめとけ!さらに深みにハマるぞ!(体験談)

 

まとめ

以上、『NHKにようこそ!』の紹介でした。だ、大丈夫かなぁこんなん書いて。怒られないよね?個人的な私怨・・・もとい思い入れの強い作品だったので客観的に紹介文を書くことができませんでした。いつもできてない気がするけど。しかし逆にこの作品は紹介文より感想文の方が齟齬なく魅力が伝わるのはず!そう信じています。

 

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