【最恐で最凶なヒロイン】『ガリャ山ポヨ美の片想い』著:リサパソ【サクッと紹介】
紹介補足
第1回マンガハック大賞グランプリ受賞作。マンガ投稿サイト「マンガハック」で連載中の『殺し屋ドロシー』と同日にマンガハック初の単行本化。ちなみに『ガリャ山ポヨ美の片想い(以下「ガリポヨ」)は単行本化した現在でも同サイトで全話無料で閲覧可能。マジかよ。
●リサパソ先生の他作品
『バニピポ』
どちらもマンガハックで無料閲覧可能。マジかよ。
読みどころ①出落ちじゃないです(半ギレ)
『ガリポヨ』の主人公(ヒロイン)は表紙を飾るドラクエのラスボスみたいな彼女です。出落ちだけど出落ちじゃないから(哲学)。本作は怪獣系ヒロインのポヨ美がクラスメイトのイケメン男子(ヒーロー)に告白し玉砕する所から始まります・・・やっぱり出落ちじゃないか!!
まぁ、正直出落ちなんですがその後の展開が素晴らしい。なにやったって出落ちにしかならないヒロインなのに、ちゃんと青春しシリアスしてラブコメしてる。出落ちマンガにありがちな「もう勘弁してくれ」という飽きは全くこないです。むしろ怒涛の展開に引き込まれます。出落ちキャラありきの作品ではなく、強烈なヒロインの隣にいても喰われない個性的すぎる登場人物たちも飽きない理由であり、この作品の魅力なんじゃないでしょうか。
読みどころ②魅力値1のヒロインを支える技量と一途な想い
キモい・汚い・毛深いの3K揃った危険なヒロインなのにちゃんとラブコメしているのが素直に凄いです。ラブコメはヒロインの魅力が重要でそのヒロインが変な方向に突き抜けているとどうしたってギャグになるとうい認識でしたが、『ガリポヨ』は見事にこの方程式をぶっ壊してくれました。もちろんギャグ要素も強いですがあくまでメインのラブコメを支えるためのサブ要素にとどまっています。だから最初はギャグ漫画を読むつもりで読み始めたのに気が付いたらヒロインのラブコメを応援していることに気が付いて驚くと思います。
まとめ
以上『ガリポヨ』の紹介でした。ギャグが読みたい人にももちろんオススメですが、どちらかというと変なラブコメを読みたい人にオススメな作品です。単行本はTUTAYAとの契約期間が過ぎ現在手に入りませんが2018年9月26日から電子書籍版がebookjapanなど電子書籍ストアで配信中です。電子書籍が売れれば2巻の発売が決まるはず。2巻の発売が決まれば1巻が重版するはず!なので、みんな電子版買おうね。公式で無料で見れるけど紙媒体で欲しい・・・欲しくない?
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