【見た目は中二、頭脳はオタク(三十路)】『タイムスリップオタガール』著:佐々木陽子【サクッと紹介】
紹介補足
佐々木先生のデビュー作でこのマンガがすごい!2018オンナ編第5位
読みどころ①懐かしの濃過ぎるオタクネタ!
懐かしの名言やオタク用語にあるあるネタ(主に90年代)・・・『タイムスリップオタガール』は読む人をかなり選ぶのでは・・・でも知ってるもんね!ターゲット層を絞りに絞って絞りまくった作品の方が刺さったときにクリティカルヒットするってことを!
90年代にオタ活に骨身を削ってきた方が読むと懐かしさに浸って帰ってこれなくなるじゃないかと思います。
残念なことに僕は主人公のはとこより少し下の世代で、オタク文化に触れ始めたのは高校に入ってからなので「懐かしのオタクネタ」はかする程度でイマイチ刺さりませんでした。でも、誤解しないでください。この記事が存在するのはこの作品が「面白い」からです!90年代のネタがイマイチわからないし同人誌も10冊ぐらいしか持ってないクッソだらしないにわかオタクの僕でも読んでて心揺さぶる何かがあったんだよぉ!!
読みどころ②夢追い青春オタコメディ
一巻を読み終わって自分が『タイムスリップオタガール』の事を勘違いしてたことに気が付いたんですが、この作品の「オタクネタ」はあくまで物語の中のいち要素で、メインテーマは「夢を追いかける」ことなんじゃないかなと思います。「『ハイスコアガール』かと思ってたけど『バクマン』だった」みたいな。騙されたぜ。だから「90年代ネタ」の知識がなくても「夢追いもの」が好きな方や「自分には夢がある」って方にオススメです。創作活動に精をだしてる方も楽しめる作品だと思います。個人的には「やりたいことがあるけど諦めちゃってる」人や「現状にイマイチ満足できない」人に是非読んで欲しいです。
まとめ
以上『タイムスリップオタガール』の紹介でした。若干強くなってニューゲーム、図太く育った心で2度目の青春を駆け抜ける主人公の未来は如何に・・・。まだ発行巻数が(2018/9/2時点で)3巻なのでこれからどうなるのか続きが気になる作品です。「17年あれば自分は何がしたいか」そんなこと考えながら楽しんでください。
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