にわかヲタクたちがオススメの作品を紹介するらしいッスよ?

オススメの漫画を紹介したりしなかったりするマンガ描いたり書店用POP配布したり

はっぴーほりでー

にわかヲタクの備忘録3

   

どもども、ジローです。いやー熱いッスね。溶ける。

 

マンガの進捗報告です。現在バリバリネームを描いてます。前回「ネームが完成した」と言ったな・・・アレはウソだ。いや、完成したとは言ってなかったから嘘ではないな!ジロー、ウソ、ツカナイ。

 

僕の漫画の描き方は①ワードにセリフと簡単な描写を書きだす②セリフを配置してページ数の確認③ラフを描きこんでコマ割りその他色々決める④線画・・・てな感じです。前回は工程②が終わった所でした。まだスタート地点にすら立ってなかったのだ・・・。現在は工程③です。とりあえず12ページ分までネーム完了です。この12ページ分が全部練り直しになる可能性はあるけどな!ちなみに今のところ全45ページの漫画になりそうです。遠いな・・・(白目)

 

半年近くブランクがあったので思うように筆が動かず難儀しましたが8時間ぐらいゴリゴリ描いていたら何となくカンが戻ってきたのでとりあえずホッとしとります(まぁ、もともとそんなに上手くなかったからゲフンッゲフンッ)。

 

そんなことはどうでもいい!(?)

 

そんなことより、昨日読了した「私が大好きな小説家を殺すまで」という小説がヤバい。実に僕好みの恋愛小説でした。作者は斜線堂友紀先生です。シャセンドウユウキと読むそうです。斜線堂先生の小説は初めて読みました、というよりこの小説を買うまで名前すら知らなかったんですがファンになりました。

 

『憧れの相手が見る影もなく落ちぶれてしまったのを見て、「頼むから死んでくれ」と思うのが敬愛で「それでも生きてくれ」と願うのが執着だと思っていた。だから私は、遥川悠真に死んで欲しかった』

 

物語冒頭のこの一文に完全に心を持って行かれました。ゾクゾクしました。しません?そこはかとなく中二臭い言いまわしな気がしないでもないですが僕は大好きです(ブチギレ)

 

この作品は少女に救われた小説家と小説家に救われた少女の物語である。愛してるから愛しているからこそ殺さなければならない。まさに殺し愛!切なくてとてもトゥンクしました。あ、勘違いしないでくださいね?これはサイコサスペンスじゃなくて恋愛小説です。純愛モノです。殺したり殺されたりするけど、ほら感動ものの恋愛小説って基本ヒロインか主人公死ぬじゃん(偏見)だからこれも恋愛小説です。みんなもこれ読んで恋愛偏差値を爆上げしよう!

 

そういえば、斜線堂先生の新作が今日7/25に発売ですね(ダイマ

 

 

話は変わりますが、平山夢明先生の「デブを捨てに」をちょろっと読んだんですよ。今映画でやってる「ダイナー」の原作書いた先生の短編集ですね。平山先生の小説はダイナー含めてこれで3本目なんですが、いやーなんていうんですかね。エグイ。ネットで調べると平山先生の小説はグロイことに定評があるようですが個人的には”エグイ”のがシックリきます。

 

1作目に読んだ「ダイナー」は浮世離れした設定で(平山先生の小説にしては)爽やかだった記憶があります。2作目に読んだ「独白するユニバーサル横メルカルト」はエグかった記憶があります。人間の苦いところを掻き集めて小さじいっぱいのファンシー感をまぶした感じの味でした。例えるなら原作グリム童話みたいな(読んだことないですけど)。そして3作目の「デブを捨てに」まだ2篇しか読んでませんがもうこの時点でヤバい。人間とその社会の苦い部分、魚の内臓を喰ってるようなそんなエグさを感じました。しかも今回はファンシー感の代わりに血と蔵汁をトッピングされてる感じ。ゲロマズい。でも癖になっちゃうビクンッビクンッ。オススメの作家さんなので「ダイナー」映画化を機に是非読んでみてください。一応書いときますけど、僕は平山先生の小説大好きです。

 

今日はこの辺で。ばいにー。