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【血と臓腑と美少女のバイオレンスアクション】『trash.』漫画:D.P【サクッと紹介】

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作品紹介補足

原作・山本賢治先生:成年漫画界で電波系の萌えとグロを武器に活躍した先生です。少年誌のデビュー作『カオシックルーン』シリーズを連載していたが目の病気を患い視力が低下したため休載。現在は漫画原作メインで活躍中です。

●山本先生の他代表作

『カオスシックルーン』(週刊少年チャンピョン)

『カオスシックルーンEs』(チャンピョンREDコミックス)

ブラックジャック~黒の医師~』(週刊少年チャンピョン)

 

作画・D.P先生:この方も成年漫画を中心に活動してきた方です。『trash.』では山本先生の目を務め、エッチでPOPでキュートな作画を担当しています。

●D.P先生の他代表作

『ガン×クローバー』(原作:山口ミコト先生/月刊ドラゴンコミックスエイジ)

『ポコと田舎でいっしょ!』(チャンピョンREDコミックス)

 

読みどころ①エロ・グロ・ナンセンス!過激派百合漫画

『trash.』にはグロテスクな表現や過激な描写がミッチミチに詰め込まれております。おっさんも美少女もみんな等しく惨たらしく死にます。warning!!warning!!うつ展開、後味の悪い話、グロに体制が無い奴は今すぐ逃げろ!!(建前)

 

一人でも多くの人にこの作品を読んで欲しくてこの記事を書いているのであんまりこんなこと言いたくないんですけど、ほら・・・クレームとか怖いじゃないですか(本音)ちなみに僕はリョナラーじゃないです(半ギレ)

 

予防線をしっかりと張ったのでこの作品の魅力をねっとり語っていきましょう!エロくてグロくてナンセンスなのは原作が山本先生って時点でみんな察してると思うので説明は省きます。ダメかな?ダメですね。「いったい何食って生きてたらこんなにエッチでグロイアイディアが出てくるだ!?」と言う山本先生の発想をD.P先生が持ち前のエロカッコいい又はエロ可愛い作画で創造する。二人の成年漫画家が交差するときエロスは危険な領域へ突入する!!そんな感じです。

 

「エログロ」「スラッシャーバイオレンス」「スプラッターバトル」と一言でこの漫画を説明する言葉を考えていました。熟考した結果「過激派百合漫画」が一番しっくりきました。「過激派百合漫画」これだ!やったね!百合豚百合紳士大歓喜だね!美少女がレイプされたり売春したりするから百合紳士は瀕死の重傷を心に負うけど、これは紛れもなく百合漫画だと僕は思います。じゃぁどこが過激なのか?それは是非本編で確認してください。

 

読みどころ②殺戮と死に様

『trash.』というこの漫画は、それはもう人が死にます。モンスターパニックかな?と思うぐらい殺したり殺されたりします。まぁ、ある意味モンスターな奴らばかりなんですけども。この作品で僕が魅力的に感じたものの一つは「殺戮」です。生きるための殺戮、欲求を満たすための殺戮、無邪気な殺戮、仕事としての殺戮etc.etc....とこのように多種多様な「殺戮」が楽しめます。サイコパスかな?

 

なんかこのままじゃ僕がヤバい人みたいだから弁明させてください。例えば映画『エクスペンタブルズ』でスタローンを筆頭としたハリウッドの筋肉モリモリマッチョマンたちがドッタンバッタン大騒ぎしながら悪い奴らを殺戮していくシーンとか爽快じゃん?バトル漫画とかで主人公が敵を次々になぎ倒していくシーンとか興奮するじゃん?この爽快感がこの作品には詰まってます。悲しいことに「人類は暴力と共に進化してきた」とどこかの偉い人が言いました。きっと僕らにはDNAレベルで「暴力に対する快感」が組み込まれているのです。しかし今の世界は一部を除いて平和な世界です。平和な世界で暴力はフィクションとして進化しました。このご時世フィクションとリアルを混合する人なんてたぶん、恐らくいません。むしろ「フィクションとしてのグロは好きだけどリアルグロはちょっと・・・」と言う人が多いと思います。だから、こういう作品が好きだからといって過度に反応せず遠くから見守ってください。ちなみに僕はリョナラーじゃないです。これだけは真実を伝えたかった。

 

なんの話をしているんだ。まだまだ続くよ(疲労感)

 

「殺戮」があるということは必然的に「死」が発生します。この作品のもう一つの魅力は「死に様」です。僕は死に様がカッコよかったり、ドラマチックなキャラクターが大好きです。『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の武蔵とか最高ですよね。まぁ、ゲッターの話は置いといて、『trash.』の話に戻りましょう。この作品には「カッコいい死に様」はもちろん切ないものやドラマチックなものなど、心に引っかかる「キャラクターの死」が多く印象に残っています。「え?このキャラ凄くいいキャラなのに殺しちゃうの!?もったいない!」と思うことが多々ありますがそのキャラの最後のシーンを見ると心を揺さぶられ納得できました。「キャラクターの死」は読者に強い衝撃を与えるので多用しすぎると付いて来れない可能性があります。理不尽な死だとなおさらですね。しかしこの作品は「キャラクターの死」を乱用しまくってますが不思議と付いて行けます。これは山本先生のえげつないアイディアと構成力、D.P先生の生々しすぎず痛快で派手な演出だからなせる技だと僕は思います。鬼畜紳士はもちろんちょっとだけグロ耐性のある一般紳士淑女の皆さんにも是非読んでいただきたいです。

 

まとめ

以上、『trash.』の紹介でした。うわ、なっが。また2000文字オーバーしてんよ。最近の【サクッと紹介】全然サクッとしてないよー。長文にお付き合いいただきありがとうございます。でもまだちょっと語り足りないんでもう少し付き合ってくだちぃ・・・。超個人的な感想でもしかしたら違うかもですが、この作品はアメコミヒーローやマジンガーZゲッターロボなどダイナミックプロのオマージュがあります。こういうの見つけるとちょっと嬉しくなりますよね。あのキャラとかあのシーンとか。色んな読み方ができるバイオレンス漫画ですのでこの記事を通して興味を持ってもらえると嬉しいです。

 

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前回のサクッと紹介

 

gromaxex.hatenablog.com

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