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【頭脳派わんわんの大虐殺】『ブラック・ドック』【サクッと紹介】

 

『ブラック・ドッグ』著:葉真中顕

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作品紹介補足

今回紹介するのは、社会派ミステリーを得意とする葉真中先生のパニックホラー小説。

葉真中先生は「介護問題」をテーマにした『ロストケア』や「カルト教団」をテーマにした『コクーン』などの社会問題を題材にしたミステリーを書いている方です(読んだことないので詳細は分からないです)

 

小説のパニックホラーって面白いの?

面白いです!『ブラック・ドッグ』を読むまで、パニックホラーというジャンルにおいては「映画>漫画>>越えられない壁>>小説」だと思ってましたがそんなことはなかった!小説ならでは絶望感と爽快感を見せつけられました。

※ここではパニックホラー=『ジュラシックパーク』『ジョーズ』のような作品のことを言ってます。

 

読みどころ①絶望感と爽快感

パニックホラーの見どころと言えば「モンスターの登場シーン」と「登場人物の死亡シーン」ここは映像作品と変わりませんが、『ブラック・ドッグ』は死亡シーンの絶望感と爽快感がハンパねぇ!これは登場人物たちの背景や人間性が深く掘り下げられてるからだと思います。小説だからできることですね(葉真中先生の表現が上手すぎるってのもあるんですが)。おかげでたった数ページしか登場していないキャラが死亡するシーンで「やめてくれぇ・・・やめてくれぇ・・・」ってなります。その代りクソ野郎の死亡シーンの爽快感も凄いんですけどね。まるで飴と鞭だぁ・・・。

 

読みどころ②物語に仕掛けられたトリック

これも小説ならではのトリックでしたね。僕は最後まで騙されました。みんなも騙されてください。

 

まとめ

以上『ブラック・ドッグ』の紹介でした本編651ページでかなり分厚く(京極夏彦著『姑獲鳥の夏』が約620ページ)小説を読みなれてない方は若干引いちゃうと思いますが、かなり読みやすくスピード感があるのであっという間に読めちゃいます(葉真中先生は児童文学も書いているからかスッゲェ読みやすいです)。映像作品じゃ味わえないハラハラドキドキ感を楽しんでください。

 

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