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【河童VS小学生】『粘膜人間』著:飴村行【サクッと紹介】

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作品紹介補足

ホラー小説界の異端児・飴村先生の「粘膜シリーズ」1作目です。 

二人の中学生(兄弟)が「弟(末っ子)を殺そう」と決意することから始まるお話です。もうこの時点でめっさ面白いんだよなぁ。

 

読みどころ①金!暴力!SEX!

・・・金要素はねぇな。内容は完全にスプラッター小説です。兄弟が可哀想な事になったり、ヒロインが可哀想な事になったり河童が可哀想になったり、みんな可哀想。でも全員悪人(と悪河童)アウトレイジかよ。

 

粘膜シリーズのスプラッター描写には「非現実的な生々しい痛み」ってのがありまして、リョナラー又はドMな兄貴姉貴たちにはちょっと注目して読んでもらいたいです。

 

グロさレベルですが、僕が今まで読んだ中で2番目にグロイです。ちなみに一位は友成純一先生の『獣儀式』です。これはもうグロさを通り越してエロイです。いや、まぁ官能小説なんだけども。

 

読みどころ②ネチャネチャ感

「グロイの苦手だから読めないじゃないか!?」とお怒りの読者の皆様。安心してください。『粘膜人間』はグロイだけじゃないんです!

 

『粘膜人間』を含む「粘膜シリーズ」の最大の魅力は物語通し常に付き纏う「ネチャネチャ感」です。登場人物たちは自分の欲望を満たすために知恵を絞り行動します。そこから発する粘着質で不気味さが個人的に凄く好きです。頑張って文字をひり出してみましたが、僕の頭じゃ「ネチョネチョ感」を上手く文章に落とし込めないので実際に読んで肌で感じっとって欲しいです。

 

読みどころ③ラストの爽快感

ここまで読んで「陰鬱とした話なのかな?」と思われた方がいそうですが、そんなことはないです。そもそもテーマ「河童VS小学生」でぶっ飛んでるし、登場人物たちも狂気的にまで欲望に忠実でツッコミの絶えないエンタテイメント作品です。さらに最後の締め方がまるでジャンプ漫画を読んでるような爽やかさなのでスッキリ爽快な気持ちで本を閉じることができます。

 

まとめ

以上『粘膜人間』の紹介でした。正直、性癖を疑われそうだしかなり人を選ぶ作品なのであんまりオススメしたくなかったんですが、やっぱり面白いもんは面白いのでぬるっとネチャネチャ語り継がれて欲しい作品です。夜のお供や晩飯前の隙間時間などに楽しんでください。※「これ読んで寝たら悪夢見たぞ!」「晩飯食えなくなったじゃねぇか!」「これ読んでたらヤバい奴見る目で見られた」などの苦情は受け付けておりません。予めご承知おきください。

 

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