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【サスペンスの古典(かもしれない)】『ロルドの恐怖劇場』【サクッと紹介】

『ロルドの恐怖劇場』著:アンドレ・ド・ロルド 編訳:平岡敦

 

作品情報

出版社:筑摩書房ちくま文庫

メディア:文庫

 

   

作品紹介

20世紀初頭のパリの恐怖劇場の劇作家で「恐怖のプリンス」のアンドレ・ド・ロルド!この作品はそんなロルド先生が血と悪夢で紡ぎあげた短編集らしいです。詳しくは知らんけど。

 

まず最初に伝えておかなければならないことが一つ。この作品には妖怪や霊的存在、SAN値直葬しそうな神々とか凶悪な殺人鬼などがほぼでてきません。ホラーが苦手な人でも読めるね!やったぜ!

 

超自然的現象もモンスターもでてこない。こういうのを期待して読み始めるとちょっとガッカリします。でも待ってほしい。ブラウザバックしないでもう少し僕の話を聞いてほしい。

 

この作品が取り上げているのは「人の心に潜む狂気」や「精神医学的な恐怖」「誤解と矛盾で暴走する医療現場での狂気的実験」などなど、日常のすぐ隣にある恐怖だと僕は感じました。親しい友人や家族の内側にいるかも知れない怪物。もしかしたら自分の中にいるかも知れない怪物に恐怖する物語・・・こういうのってサイコサスペンスっていうんですかね?(無知)

 

サイコパス系とかそんな感じのお話しが好きな方は気に入ると思います。百年ぐらい前に書かれた作品ですが平岡先生の訳がドチャクソ優秀で普段あまり小説読まない僕でもつっかえる事無くスラスラ読めて物語の世界にズブズブ浸れて、一篇10ページ程度の短編で気軽に読める良作です。

 

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